ChatGPTは間違えることがある?60代が安心して使うためのポイントとは

AI入門

ChatGPTは質問に対してとても自然な文章で答えてくれるので、私たちは「ここまでしっかり答えてくれるなら、きっと正しいんだろう」と思ってしまいがちです。

でも実は、ChatGPTはときどき間違った答えをすることがあります。

こう聞くと、「それなら、使わないほうがいいのかしら」と不安になってしまうかもしれません。

でも、心配はいりません。「間違えることがある」と知ったうえで使えば、ChatGPTはこれからもとても頼りになる存在です。ここでは、そのための付き合い方を一緒に見ていきましょう。

ChatGPTは、間違ったことを答えることがある

ChatGPTを使っていると、まるで知らないことはないみたいに、どんな質問にもすぐに答えてくれるので、思わず感心してしまうことがよくあります。

でも、ここで一つだけ覚えておきたいことがあります。

それは、ChatGPTが言っていることが必ずしも正しいわけではない、ということです。

自信たっぷりに間違えることもある

まず知っておいてほしいのは、ChatGPTは「わかりません」と正直に言うより、もっともらしい文章で間違った内容を答えてしまうことがある、ということです。

しかもその文章が、いつもと同じようになめらかで自信たっぷりなので、こちらとしては「間違っている」とは気づきにくいのです。

例えば、「〇〇美術館の休館日はいつですか?」と聞いたとします。

すると、「毎週月曜日が休館日です。」とはっきり答えてくれるかもしれません。

これだけを見ると、「月曜日なんだ」と信じてしまいそうですよね。

ところが、実際には休館日が変更されていたり、特別な開館日が設定されていたりすることがあります。

文章が自然で、はっきり答えているからといって、必ずしも正しいとは限らない。

これは、ChatGPTを使い始めたときにぜひ知っておきたいポイントです。

なぜ間違えることがあるの?

「AIなのに、どうして間違えるの?」と不思議に思いますよね。

難しい仕組みの話は省きますが、簡単に言うと、ChatGPTは人間のように「事実かどうか」をひとつひとつ確認してから答えているわけではありません。

これまでに学習した膨大な文章をもとに、「次にどんな言葉が続くと自然か」を予測しながら答えを組み立てています。

そのため、ときには事実と違う内容が混ざったり、情報が不十分なまま答えたりすることがあります。

人に何かを尋ねたときも、その人の記憶が少し違っていることがありますよね。

ChatGPTも、「何でも知っていて絶対に間違えない存在」ではないということです。

特に確認したいのはこんな情報

では、どんな情報を確認したほうがよいのでしょうか。すべてを確認していたら、かえって面倒になってしまいますよね。

私なら、次のような情報は念のため確認するようにしています。

すべての情報が同じように間違えやすいわけではないので、次のような情報には特に注意するとよいと思います。

最新の情報

  • 営業時間
  • 料金
  • イベントの日程
  • 交通情報
  • 制度の変更

こうした情報は、「去年までは正しかったけれど、今は変わっている」ということがよくあります。

ChatGPTは情報が更新されるタイミングによっては、古い情報のまま答えてしまうことがあるので、特に時間、日程、開催日などはしっかりと公式ホームページなどで調べることにしています。

税金・法律・行政手続きなど

年金、税金、相続、行政の手続きなども、制度がたびたび変わる分野です。

また人によって条件が異なっている場合も多いです。

まずChatGPTに「わかりやすく説明してもらう」ことで、全体像をつかんだり、理解を深めたりした上で、実際に手続きをするときには、国や自治体などの公式情報で確認するようにしましょう。

健康や法律など、重要な判断にかかわる内容についても同様です。ChatGPTだけで判断せず、必要に応じて公的な情報や専門家に確認することが大切です。

数字・日付・固有名詞など

もう一つ、私が気をつけているのが、数字や日付、人名・施設名などです。

例えば、

「〇年に開催された」

「料金は〇〇円」

「〇〇さんが書いた本」

など、一見すると簡単に確認できそうな情報でも、間違っている場合があります。

特に、その数字や日付を誰かに伝えたり、ブログやSNSなどに掲載したりする場合は、一度確認しておくと安心です。

大切な情報は「もう一度確認」すれば大丈夫

ここまで読むと、「ChatGPTの答えをいちいち全部調べ直さないといけないの?やっぱり面倒じゃない」と思われるかもしれません。

でもそんな必要はありません。

ポイントは、間違っていたら困る情報だけ確認することです。

公式サイトで確認する

一番わかりやすくてシンプルな方法が、公式サイトを確認することです。

例えば旅行の計画を立てるなら、こんな流れがおすすめです。

1. ChatGPTに候補を考えてもらう

2. ホテルや交通各社などの公式サイトで、料金や時間を確認する

ChatGPTで大まかなイメージをつかみ、最後の確認は公式情報で行う。

これなら、最初からたくさんのサイトを見て回る必要もなく、必要な情報を確認するだけですむので、手軽に安心して進められます。

「最新情報を調べて」と頼むのも手

現在のChatGPTには、必要に応じてウェブを検索して、新しい情報を調べる機能があります。

例えば「〇〇美術館の現在の開館時間を調べて、情報源も教えてください。」と頼んでみるのも一つの方法です。

検索を使った回答では、情報の出典が表示されることがあるので、そちらから辿って詳細を調べることもできます。

その場合も、料金や予約、手続きなど間違えると困る情報なら、表示された情報源を自分でも開いて確認すると、さらに安心です。

「どこで確認すればいい?」と聞く

答えを読んで、「これ、本当かな?」と思ったとき、「本当に合っていますか?」とChatGPTにもう一度聞きたくなってしまうかもしれません。

でも同じChatGPTに「本当?」と聞いて、もう一度「本当です」と答えたからといって、それだけで正しいと確認できたことにはなりません。

一方で、こんな聞き方はとても役に立ちます。

「この情報は、どこで確認すればいいですか?」

こう聞くと、公的機関や公式サイトなど、確認先を整理して教えてくれます。

答えそのものを鵜呑みにするのではなく、「確認する場所を教えてもらう」ためにChatGPTを使う。

これも賢い活用法のひとつです。

ChatGPTに任せていいこと・確認したほうがいいこと

「どこまでChatGPTに任せていいの?」もしそんなふうにと迷ったら、次のように考えてみるとわかりやすいでしょう。

気軽に任せやすいこと確認したほうがいいこと
献立のアイデア行政手続きの期限や条件
旅行先のアイデア交通機関の最新時刻
メールの下書き税金・年金などの制度
趣味のアイデア法律・契約
文章の整理お金や契約に関する重要な判断

ポイントは、「間違っても大きな問題にならないこと」と「間違えると困ること」を分けて考えることです。

この考え方さえ覚えておけば、迷ったときの判断がぐっと楽になります。

私がChatGPTを使うときに気をつけていること

私自身、ChatGPTを使うときは、こんなふうに役割を分けています。

まずChatGPTで全体像をつかむ

難しい制度や初めて知ることについて調べるとき、私はいきなり細かな情報を全部調べようとはしません。

まずChatGPTに、「〇〇について、初心者にもわかるように説明して。」と聞いてみます。

文章がわかりやすいので、まず「何の話をしているのか」がすっと頭に入ってきますし、わからない言葉が出てきたら、「その言葉をもっと簡単に説明して。」と聞くこともできます。

そこで、「なるほど、だいたいこういうことなのね。」と全体像をつかみます。

これは、前の記事でご紹介した「相談するAI」という使い方そのものです。

大切な数字や条件は公式情報で確認する

全体像がわかったら、必要なところだけ公式情報を確認します。

例えば、

  • 金額
  • 日付
  • 申し込み期限
  • 利用条件

などです。

私は、

ChatGPT=理解するための相談相手

公式サイト=正確な情報を最終確認する場所

と考えています。

こう考えるようになってから、より安心して手軽にAIを活用することができるようになりました。

間違えるからといって、怖がる必要はありません

ここまで注意点をいろいろお伝えしてきたので、「やっぱりAIって怖い」と感じてしまった方もいるかもしれません。でも、少し考えてみてください。

人に聞いても、インターネットで検索しても、間違った情報に出会うことはあります。ChatGPTだけが特別に危ういわけではないのです。

私たちは普段、インターネットの記事を読むときにも、すべての情報をそのまま信じているわけではありません。

大切なことなら、公式サイトを見たり、別の情報と比べたりしますよね。

ChatGPTが間違えることがあるからといって、便利な機能まで使わないのは少しもったいないと思います。

AIだけを特別に怖がることではなく、「情報を確認する習慣を持つこと」。この習慣さえあれば、ChatGPTはこれからも心強い味方になってくれます。

最初はおっかなびっくりでも

使っているうちにどんどん慣れていきますよ。

まとめ|「大切なことは確認する」だけ覚えておきましょう

今日は少し注意点の多い内容になりましたが、覚えていただきたいことはたったひとつです。

ChatGPTはとても便利。でも、大切なことは確認する。

献立や趣味の相談なら、気軽に使ってかまいません。料金や日付、制度、手続きなど、間違っていたら困る情報については公式の情報で確認する。

このくらいシンプルに考えていただければ十分です。

「間違えることがあるから使わない」のではなく、「上手に確認しながら使う」。これが、ChatGPTと長く、そして安心して付き合っていくコツです。

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